miniDSP Flexは、コンパクトなボックスに多くの信号処理と有機液晶パネルをパッケージした、2入力4出力のオーディオシステム構築のベースとなるDSPです。
他のFlexシリーズと異なり、出力は全てデジタルフォーマット(TOSLINKおよびSPDIF)となっており、お持ちのDACにデジタル接続して使用します。
入力は、アナログ(RCAアンバランス)とデジタル(TOSLINKおよびSPDIF)、USBオーディオ、さらにBluetoothに対応していますので、レコードプレーヤーやチューナーのアナログ信号、CDプレーヤーからのデジタル信号、スマートフォンのBluetooth信号など幅広いソースを受けることができます。
Flex Digitalの内部は、サンプルレート96kHzで動作する最新の32bit Floating演算DSP SHARCプロセッサーを搭載しており、極めて高精度な信号処理を行います。PEQやクロスオーバーなどのminiDSP伝統の信号処理に加え、オプションでDirac Live®を組み込むことができます。
miniDSP Flex Digitalは、伝説のミニボックスDSPであるminiDSP 2×4、ブラックボックスに浮動小数点DSPを搭載したminiDSP 2×4 HDシリーズに続く第3世代に当たる製品です。miniDSP 2×4 HDと異なり、フロントパネルには有機液晶パネルとコントロールノブが搭載され、直接ノブを操作することで、音量変更、入力やプリセット切り替えができます。もちろん純正IRリモコンも付属しています。
強力なSHARC 32bit浮動小数点プロセッサーは96kHzサンプルレートで動作し、デジタル入力部には、CDプレーヤーや他のサンプルレートの機器を自由に接続できるようにサンプルレートコンバーターを搭載しています。出力は、TOSLINKおよびSPDIFというデジタルフォーマットになっていますので、お持ちのステレオDAC最大2台までデジタル接続できます。
入力ソースは、従来のアナログRCA、およびデジタル(S/PDIF、TOSLINK)、USBオーディオに加え、新たにBluetooth ストリーミング入力を搭載しました。Bluetoothは、最新のLDAC/apt X にも対応しています。
miniDSP Flex Digitalの信号処理は、パラメトリック EQ、IIR & FIR フィルター、クロスオーバー、ディレイ、コンプレッサー、ゲイン等の機能が含まれており、Device Console ソフトウェアで操作します。オプションとして、世界初のフルレンジ (20~20kHz)ルーム補正システムである Dirac Live® を組み込むことができます。
miniDSP Flexは、コンパクトなデジタル ステレオ プリアンプから、サブウーファーの統合と最適化、アクティブスピーカー、ホームシアター、レコーディングスタジオに至るまで、さまざまな用途に使用できます。
※Dirac Live®オプションに関するご注意
※日本語マニュアルは製品に付属します
miniDSP社の全ての信号処理は、プラグインソフトウェア Device Console で操作します。
USBケーブル経由で本体とシンクし、豊富なEQやクロスオーバー、コンプレッサー/リミッター、そしてマトリクスミキサーを使って、自分だけの理想のオーディオを実現してください。
また、Dirac Live® のオンオフもDevice Consoleから行います。
LDAC™ Bluetooth対応
LDAC™ は、Sony の新しいCODECで、通常の3倍の情報量を持つ高品質ワイヤレスオーディオストリーミングです。miniDSP FlexのBluetoothは、そのLDAC™に対応しています。LDAC™の詳細については、Sony LDAC™ ページ(別サイト)を参照してください。
以下は、世界最高の精度を持つオーディオアナライザー Audio Precision APx555 で、LDAC™ BluetoothとAAC Bluetoothを測定した結果です。音源は24bit/96 kHz です。
LDAC™の方が、高調波歪みがほとんどなく、かつノイズレベルが低いことが分かります。LDAC™の高音質オーディオを、miniDSP Flexでぜひお楽しみください。