UMIK-1とUMIK-2の比較です。
UMIK-1 とUMIK-2 は、どちらもDirac Live®およびREWにてプラグインプレイでご使用いただけます。 具体的には、マイクが接続されていれば、Dirac Live®やREWが起動すると同時にマイクを認識します。
UMIK-1/2とも個々の製品に校正ファイル(0度と90度)が提供されていて両ソフト上で簡単に取り込むことができ、スムーズに音響測定を開始できます。
UMIK-1とUMIK-2の使い方は同じですが、基本性能に違いがあります。
最も大きな違いは、UMIK-1は24bit(PCM)出力であるのに対し、UMIK-2は32bit(Float)出力であることです。結果として、UMIK-2のノイズレベルは12dB以上低くなります。例えば、Dirac Live®の音響測定を行う場合、測定基準信号(スイープ音)を収音する際のSN比が向上し、測定精度が増します。
また、UMIK-1の最大サンプリングレートが48kHzなのに対し、UMIK-2は192kHzまでサポートしていますので、20kHz以上のスーパーオーディオ帯域の測定も可能です。
パソコンとのインターフェースは、UMIK-1、2ともUSB-Cですが、ドライバーソフトが異なります。
UMIK-1はドライバーレスのUSB1.0で動作します。一方、UMIK-2は、USB2.0で動作し、ASIOというプロ向けのローレイテンシードライバーソフト(Windows用、Macは不要)が付属しますので、ASIO対応の豊富な音響ソフトウェアでも使用できます。
マイクカプセルの口径サイズは、UMIK-1は6mm、UMIK-2は12.7mmです。UMIK-2の大口径カプセルは、歪やノイズを低減し、かつ一般的な音響校正器(キャリブレーター)のマイク挿入口径ともマッチしています。
UMIK-1とUMIK-2 はどちらも優れた製品です。一般的なリスニングルームの測定であればUMIK-1、静かなリスニングルームで特にDirac Live®をお使いの場合はUMIK-2がお勧めです。
仕様\製品名 | UMIK-1 | UMIK-2 |
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特長 | コストパフォーマンスに優れ、ドライバー不要ですぐに使える、日常使いの音響測定マイクロフォン | 32bitADC、1/2インチカプセル、ASIO対応の、ローノイズ特性を誇るハイエンド音響測定マイクロフォン |
互換性ソフトウェア | REW、Diracに完全互換 一般的な録音ソフトウェア | REW、Diracに完全互換 ASIO対応ソフトウェアにも互換性あり |
マイクカプセル | 6mm 全指向性 | 1/2インチ(12.7mm) 全指向性 |
ADC,サンプルレート | 24bit@44.1kHz/48kHz | 32bit@44.1kHz~192kHz |
ノイズレベル | -92dBFS(A)@0dB Gain | -105dBFS(A)@0dB Gain |
最大入力音圧レベル | 133dBSPL@0dB Gain | 125dBSPL@0dB Gain |
キャリブレーションファイル | 有り(0度、90度) | ← |
音響校正機との接続 | 不可 | ジャストフィット |
USBオーディオ | USB1.0 | USB2.0 |
USBコネクタ | USB Cタイプ | ← |
電源LED | 有り | ← |
ドライバー | 不要 | Windows用ASIOドライバー付属(UAC2) |
USBケーブル | マイク側脱着式 1.5m | マイク側脱着式 2m |
小型マイクスタンド | 付属 | ← |
本体サイズ/重量/材質 | 21 x 185 mm / 150 g / アルミニウム | ← |
価格(税込) | 22,000円 | 46,200円 |