サンプリングレートとは、サンプルレートとも言い、サンプリング周波数のことを指します。
オーディオ信号をデジタル化する場合、標本化(サンプリング)と量子化という二つの処理を行います。サンプリングは、時間的に連続したアナログ信号を一定時間ごとに波形を切り取り(サンプリング)、その振幅を次の工程である量子化処理に渡します。
サンプリングレートの重要な約束事に、サンプリング定理と呼ばれるものがあります。それは、サンプリング周波数の半分の周波数(ナイキスト周波数と言います)までしかオーディオ信号を扱えないという制限です。具体的には、サンプリングレートが44.1kHzの場合は、22.05Hzが扱える最高周波数です。